歴史に学ぶ
2012年9月24日
尖閣を取り巻く中国の情勢。今や反日運動は度を超して日本大使館のガラスを割ったり、
日本企業のスーパーに乱入し略奪するという暴挙に出ており
ますが、この反日運動の様相は、1905年「日ロ講和条約」
を締結した際の日本国民の暴徒化と似ております。
小村寿太郎外相が条約を締結させ日本に帰ってくると、
賠償金の支払いを不服とした日本国民3万人が日比谷公園に集結し、
それを阻止しようとする警察官数千人との間で乱闘となります。
デモ隊は、警察署、教会、内務大臣官邸などを焼き討ちしますが、
政府は遂に軍隊を出動させ鎮圧します。
しかし、その後の日本国の風潮は、
戦争にまっしぐらに向かっていくこととなります。
連日「大阪維新の会」のニュースがマスコミに流れております。
破竹の勢いであり、次期衆議院選挙では自民党に次ぐ第2党も夢
ではないとも言われておりますが、この流れも、
1989年第15回参議院通常選挙でのマドンナ旋風と似ています。
当時の社会党委員長土井たか子氏は、
竹下内閣が打ち出した消費税反対と当時の内閣総理大臣であった
宇野宗佑の女性スキャンダルに付け込む形で、
多数の女性候補者を擁立します。
結果、改選議席において自民党を上回るという大勝利を収めました。
現在、国民からそっぽを向かれている既成政党も、
当時の自民党と酷似しております。
まさに、歴史は繰り返されているように見えます。
このようなことから、どんな事象であっても表面上だけを捉えて
右往左往することなく、
歴史という時間軸で考えることが必要でないでしょうか。
中学・高校は、試験勉強のために「歴史を学び」ましたが、
社会人としては「歴史に学ぶ」ことが大切かと感じております。