WEB町長室

失敗は成長の元

2012年12月19日

私の経験談です。

私が役場に入った当初、一番苦手なことは「自己紹介」でした。
自分の順番を待つ間、胸の鼓動は隣の人に聞こえるくらい
「ドッキン、ドッキン」と高鳴ります。

そして、自己紹介の間中、冷や汗は出るわ、顔は紅潮するわ、
極めつけは、ゆっくり話すつもりが特急のような早さとなって
しまいます。

終わった後、あまりの緊張感のため何を話したかわからない
ことも度々ありました。

そのため、穴があったら入りたいと思ったこともあり、
思い出すたびに恥ずかしさと悔しさで眠れない夜もありました。

そんな時、何で自分は人前で話すのが苦手なんだろう、
何て惨めなんだろうとつくづく思ったものでした。

しかし、この頃ようやく苦手だったはずの自己紹介が楽しめる
ようになりました。

それは、失敗のお陰です。

毎回、失敗を繰り返しているうちに、いつ頃だったかは定かで
ありませんが、自分の弱点が克服されてきているのを自覚する
ことができるようになりました。

そのことから、経験上、失敗は成長の元だと思っていますので、
若い職員には大いに失敗を経験して欲しいと願っております。