プロとアマの違い
2013年2月12日
私は、囲碁と将棋が趣味でありますが、ずば抜けてうまいわけではなく、どちらもアマチュア1級程度の実力であろうと思っております。それでも、新聞に掲載されている名人戦などの棋譜(囲碁、将棋の対局の手順を示した記録)は毎日見ておりますが、名人クラスの棋譜を理解できるわけではありません。
そこで考えてみました。
同じ棋譜を見ても、私のようなアマ1級の者、アマ5段の者、そしてプロ9段クラスの者が見たとしたら、その理解力には天と地ほどの差があるはずです。
アマ1級の者には、アマ5段の見方がわかりません。
アマ5段には、プロ9段の見方がわかりません。
まさに、同じものを見ても、おのおのの能力によって全く異なるものが見えてくると思われます。
これは行政の仕事でも同じであります。
何か重要な情報を得たとしても、それを判読、理解する知識がなければ、何の意味もなしません。
そのためには、知識と経験を養うことが必要であります。
行政職員として、アマ1級で終わる人、アマ5段で終わる人、そしてプロ9段クラスに到達する人の違いは不断の努力だけであり、能力なんてものは、ほんの数パーセントより関係ないだろう思っております。