WEB町長室

市町村の人事評価

2010年1月21日

今まで無縁と思っていた人事評価を、市町村においても実施しなければならなくなりました。
企業が行う人事評価はある程度理解できますが、市町村の人事評価は何を基準とすればよいのか、皆目見当がつきません。
企業であれば、設定した目標値に対しての達成度が人事評価基準となりますが、市町村の目標はセクションによって数値化することが困難なものもありますので、その目標に対しての達成度を数値化することは相当難しいものと思われます。
ただし、行政のプロとしての自覚を持ちながら、日々、仕事に立ち向かっているかどうかということが人事評価の一つの基準かも知れません。
敢えていうと、その真剣さの度合いが人事評価につながるのではないでしょうか。
プロとアマの差は、とことん限界まで挑戦した経験があるかどうかで決まると言います。
マラソン金メダリストの高橋尚子さんが、小出監督から独立し、仲間を集めて作った「チームQ」でマラソンに挑戦したが、良い結果が得られませんでした。
その様子を見ていた小出監督は、「限界の向こう側を知らない人たちと走り回ってもうまくいかない。ホントに真剣にやるときは、あの上のことをしなくちゃダメなんだ」と話したと言います。
まさしくプロは、アマチュアが勝手に感じて線を引いている限界の向こう側に、本当の限界点をあることを知っているわけでありますが、町職員も行政のプロとして、自分の限界点を越えることが求められております。