WEB町長室

愛社精神のない企業の行く末は。

2014年1月28日

マルハニチロ子会社の冷凍食品農薬混入事件で、49才の契約職員が逮捕されました。
新聞報道によりますと、会社への待遇不満が原因のようであります。

今回の事件で思い出すのが、6年前に発生した中国製餃子殺虫剤混入事件であります。
この時も39才の臨時従業員が犯人でありました。

どちらの事件も、契約社員、臨時従業員が犯人でありますが、会社に対する待遇不満が主な原因のようであります。

自分たちは、単なる消耗品のように扱われていると感じてのことかと推測されます。

結局、愛社精神のない社員のいる企業は、お客さんを大切にするということは無理だということに尽きます。

おもてなし日本一を維持している石川県和倉温泉の加賀屋旅館では、支配人、副支配人がお部屋係のサポーター役に徹しているそうです。
結果、会社に大切にされているお部屋係の接遇は、お客さんに感動を与えることになります。

私は、経営者というのは、社員、従業員のサポーターでなければならないと思っております。
そうすると、会社から大切にされた社員、従業員は自ずとお客さんを大切にします。

これは、企業ばかりでなく行政にも当てはまる法則であります。

JR北海道が、社員の処分を発表しました。
指示した上司よりも、指示された社員への処分が厳しいという不思議な処分であります。

これなら、愛社精神は生まれっこないですね・・・。