WEB町長室

手に負えない部下は・・・

2014年8月19日

「どうだね、君が手に負えないと思う者だけ、採用してみては」

本田技研工業創業者本田宗一郎氏の言葉です。
企業にとって「どんな人を採用するか」はとても大きな意味を持ちます。
しかし、どんなに優秀な試験官であっても、たった一度の面接でその人間の力量を測ることは到底不可能であります。
それでも採用しなければならないので、試験官のめがねにかなった従順そうな者を採用する傾向にあるそうです。

「試験官が気に入るような学生ばかりだったら、
どんなに頑張ったところで伸びるのはせいぜい試験官のレベルまで」

試験官が手に負えないと思ったなら、試験官以上に伸びる可能性を秘めており、従順な部下は決して上司を超える存在にならないといいます。
そのため本田が望んだのは「上司を凌駕する部下」であり、「会社の枠を超えるほどの学生」だったようです。

上ノ国町も翌年度に新採用を予定しておりますが、本田氏の言葉は大いに参考になるものであります。