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上之国館跡 花沢館跡(国指定史跡)


 15世紀ころ和人・渡党(わたりとう)と称される本州系の人々が北海道南部への進出の拠点として築いた道南12館といわれている館のひとつです。
 この頃の渡島半島は津軽の安東氏が「下之国」(上磯〜函館市付近)、「松前」(松前町を中心とした地域)、「上之国」(上ノ国町を中心とした地域)に守護(その地域の支配を任された人)を置いて支配していました。下之国の守護は上磯茂別館に、松前の守護は松前大館、上之国守護は花沢館にいたといわれています。
 本道最古の記録である「新羅(しんら)之記録」には、花沢館の館主蛎崎季繁(かきざきすえしげ)が長禄元年(1457)のコシャマインの戦いの際にも固く守ったということが書かれています。
 昭和20年頃、頂上部が耕作された時には約2,000枚の銭が、近年館後方部から15世紀後半の中国製青磁、珠洲焼の擂鉢などが発見されています。

面積 約29,000平方メートル
昭和52年4月12日 文部省指定
平成18年3月31日 史跡の統合、追加、改称 文部科学省指定
管理団体 上ノ国町


(続上ノ国村史から)


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