![]() 長い歴史を刻んできた旧笹浪家住宅 ![]() 手前の部屋がミセ、 奥の部屋がザシキ ![]() 米・文庫倉 ![]() |
笹浪家は上ノ国で代々鰊(ニシン)漁などを営んできた旧家の一つです。初代は享保年間に能登国笹波村(現石川県珠洲市)から松前福山に渡ったとされ、後、上ノ国に移り住みました。代々久右衛門を襲名。 旧笹浪家住宅は、19世紀の前期に五代目久右衛門が建てたといわれるもので、笹浪家の古文書には安政4年(1857)に家の土台替え、翌年には屋根の葺替えを行ったという記録があります。 明治26年頃に道路拡張のため前面半間(約90センチ)が切り縮められています。 主屋の部材の大部分にはヒバが使用されております。松前藩政時代には無断でヒバ材を家作に用いたものは処罰されたそうです。また、屋根はヒバの割柾葺(わりまさぶき)で、石が置かれております。 築後約150年の平成2年に笹浪家から町に寄贈され、平成4年1月21日に国の重要文化財に指定されました。北海道の現存民家では最古に属し、北海道の日本海沿岸に今も残るニシン番屋の原型とも言われております。 平成14年に保存修理工事を終え、平成15年から公開しております。 また、平成17年4月から付随する米・文庫蔵(嘉永元年建設)を上ノ国の歴史をたどるガイダンス施設として公開しています。ここには、上ノ国市街地で発見された縄文時代〜近世の出土物を展示していますが、このなかには、アイヌの大切な祭祀具イクパスイや弓、法力でニシンを呼び寄せたという大蔵鰊の伝説を思わせる祈祷具・鉾形代、北海道で唯一文字の判読できた木簡(木の荷札)、擦文時代の内耳土器(土鍋)などここ数年話題を集めた貴重品があります。 また、200年余り前に道南を旅した管江真澄の跡をビデオでたどるコーナーがあり、その時代を楽しむこともできます。 |
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