風力発電を利用した取り組み

もんじゅから見る風力発電のプロペラ

風力発電でアワビ育成

 上ノ国町では、風力発電所と、風力発電によるエネルギーを利用しアワビを育てる栽培漁業総合センターの建設をしました。

 大崎漁港に建設されたセンターは、年間、50mmサイズのエゾアワビ30万粒を育てる種苗中間育成施設で、育てる漁業の主力事業として成長が期待されています。

 アワビ等増養殖の種苗生産には、冬期間の加温に加え夏期間には冷却を行い、年間を通して海水温の安定化が必要です。
 その加温冷却のためのエネルギー源として、長年日本海沿岸の住民を苦しめてきた「たば風」「やませ」が役に立つことになりました。

風力発電

 風力発電の適地は、年平均風速で5メートル以上のところと言われています。
 上ノ国町における風況調査は、通産省の外郭団体、新エネルギー・産業技術総合開発機構によって平成4年から5年にかけて、大安在海岸よりの八幡牧場内、地上高20メートルで1年間実施されています。
 その結果、年平均風速6.4メートルと風力開発では全国でも有数の場所として評価されました。

 さらに町では風の条件・自然環境および騒音・電波障害などについて検討し、風況シュミレーションによる風況および風力エネルギーを調査し、適地として夷王山より約1キロメートル離れた大安在海岸よりで、地上高100メートル付近の八幡牧場を選定しました。

 風力発電の電力を種苗生産に活用し産業の活性化を図る一方、風車の設置位置周辺ではまちづくりプロジェクト「いきいき遊学-中世の丘」による総合的な整備が進められており、キャンプ場、木工芸センター、森林公園、レストハウス、北海道夜明けの塔などの施設があり、風車・タワー併せて58メートルの風力発電所はクリーンなエネルギー利用ということも含め、500キロワット級の風力発電装置2基が完成し、八幡牧場で日本海をバックに16年間運転しました。

老朽化による風車の解体

 八幡牧野に設置されていた本町の風力発電施設である風車2基がその役目を終え、平成26年10月7日から解体作業が始まりました。
 この風車は、平成10年に運転開始してから今日まで約3807万kwh(約10,000世帯が1年間で消費する量)の電力を発電し、栽培漁業総合センターへ電力を供するとともに、そのうち約2593万kwhが余剰分として北海道電力に売電されました。

 しかし、長年の稼働による老朽化により故障が頻発し、維持するためには高額な修理費が必要となることから解体が決定しました。
 解体に当たっては、地上40mにある3枚の羽根を固定しているボルトを作業員が手作業で取り外し、その後クレーンによって1枚ずつ地上に降ろされました。

 



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