上ノ国町の基幹作物「サヤエンドウ」について

道内トップクラスの生産量「キヌサヤエンドウ」

キヌサヤエンドウについて

 キヌサヤエンドウはまめ科の1・2年草で、エンドウの未熟のさやを食用とする場合の呼び方です。(グリンピースも仲間です。)
 原産地は近東(イランやコーカサス周辺)で、現在も自生しており、古代オリエント地方や地中海地方で麦作耕作が始まると共に、作付けされました。
 日本には、奈良時代に持ち込まれ、莢ごと食べるサヤエンドウの栽培は江戸時代に始まりました。
 また、メンデルの法則発見の際に用いられた作物としても有名です。
 エンドウは、暑さを嫌います。15~20℃が栽培するための適温で、25℃以上になると成長が止まります。
 また、酸性の土壌を嫌うとともに、連作には適していません。一度作付けしたら5年ほど間を空ける必要があります。
 
 

栽培について

 日本国内でのキヌサヤエンドウの栽培は、九州や四国、紀伊半島などの温暖な地域では、11月ころに種まきし、4月から5月にかけ収穫されますが、本町では4月に種まきし、冷涼な気候を生かして6月から10月下旬ころ(霜が降りるまで)まで手作業で収穫されます。

 

上ノ国町の状況について 

 上ノ国町では、昭和59年に本格的な栽培が始まり、平成2年には、出荷額が1億円を突破。平成26年現在では、50戸の農家が約14.5㌶で栽培しています。
 生産量は道内でも2番目の規模を誇り、品質面では主な出荷先である関西・名古屋・東京方面の市場関係者から「品質がよく信頼できる」と高い評価を受けています。
 また、近年では、キヌサヤエンドウの栽培ノウハウを生かして、甘味の強さとシャキシャキした歯ごたえで人気の高いスナップエンドウの栽培にも取り組んでいます

 

 
  
                   キヌサヤエンドウ        スナップエンドウ

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