議会 平成23年 総務文教常任委員会

H23.06.21
所管事務調査
①閉会中の継続調査申出事項決定について
 調査項目   
  学校給食に関すること
  教育施設、教員住宅並びにその他設備の整理に関すること
  地区生涯学習推進会議の活動及び学習相談等に関すること  
  文化財の管理、公開、修理、解除及び現状変更に関すること
H23.07.20
所管事務調査

H23.08.23
所管事務調査
 学校給食に関すること
   教育施設、教員住宅並びにその他設備の整理に関すること
   地区生涯学習推進会議の活動及び学習相談等に関すること  
   文化財の管理、公開、修理、解除及び現状変更に関すること


  学校給食費の未納問題については、平成19年第1回定例会において予算を補正し、それまでの未納分222万5千円を町が肩代わりしましたが、その後平成22年度末までの5年間で新たに71万円の未納があるとの報告がありました。
  この未納額の解消については、発生させないことが最も重要でありますが、適切な学校給食を提供するうえでも学校、父母、教育委員会が一体となった対応が求められ、さらに生活困窮世帯については、年度当初に限られていた就学援助申請を年度中途でも受付できる体制をとることにより、急激な家庭経済環境の悪化による未納世帯に陥らない対策が必要との意見が出されました。
  次に、教育施設、教員住宅並びにその他設備の整理に関することについて、現在進められている上ノ国小学校の改修計画について説明がありましたが、学校施設の維持管理について、特に湯ノ岱小学校の冬期間における屋根の除排雪、凍結防止対策と、他の学校についてもグラウンドや周辺の草刈り等の維持管理予算を確保し、適正に管理することが必要であるとの意見が出されました。
  次に、地区生涯学習推進会議の活動及び学習相談等に関することについて、平成5年に生涯学習推進本部が設置され、当時から到達目標が高く、注目を集めた事業でありましたが、5地区それぞれの活動状況の説明と報告を受け、予算規模の縮減に合わせ活動事業も減少し同じ事業が例年繰り返されていて、さらに各地区役員の年齢もかなり高齢化し、地域の活性化に結びつく振興策が見いだせない現況の報告がありました。
  回数や行事が少ないなかでも、その成果については評価する意見がありましたが、生涯学習については子どもから老人まで地域全体が関わっていくべきで、各地区の生涯学習推進会議の活動が、各町内会でどういう位置付けになっているかが重要になると思われるので、生涯学習本部と連合町内会が意見交換し、生涯学習の役割や活動を認識し、地域ぐるみでの活動を構築していくことが重要と思われます。


② 閉会中の継続調査申出事項について

   平成23年第3回上ノ国町議会定例会において、総務文教常任委員会は、閉会中の継続調査の申し出をすることに決定しました。
     
    調査項目
    教育委員会事務局分掌事務の  
      「文化財の管理、公開、修理、解除及び現状変更に関すること」
 

H23.10.24
所管事務調査

① 文化財の管理、公開、修理、解除及び現状変更に関すること
 重要文化財上國寺本堂は、平成5年に重要文化財に指定され、平成20年12月から保存修理工事が行われています。上國寺は上ノ国始祖の武田信廣の菩提を弔うため開創したと伝えられ、この保存修理工事では本堂の内部に欄間、彩色などが整えられ、隆盛をきわめた明和6年、西暦1769年当時の姿に復元するもので、この10月で工事を完了しています。
 所有者の上國寺からは、復元完了後においても従前どおりに、一般公開を無料で自由に公開していく意向であります。
委員からは、上國寺本堂が復元されたことにより、今まで以上に歴史的また、観光資源としても貴重性が増したことから、町内外へ積極的に情報発信していくことや、拝観者や観光客の受け入れ体制として、観光ボランティアなどによるガイドの育成が今後益々必要になるとの意見が出されました。
                                               
                                          (復元された上國寺本堂)



                                        

                                        (市松模様だった内陣格天井)

 また、伝統文化と歴史民族の再評価として、本町の代表的な伝統文化芸能である大留鹿子舞については、保存会会員の高齢化が進んでいると思われることから、継承者を絶やさない育成方法として、大留地区または保存会だけの問題とせずに、地元を巻き込んだ上ノ国町の伝承文化として、保存継承事業のために予算付けも含めた政策的な取り組みが必要であります。
 さらに、花沢館跡、洲崎館跡、勝山館跡の3館を含む、国指定史跡上之国館跡の保存管理計画が本年3月に発行されましたが、北海道でも類を見ない歴史的資料として遺物が発掘され、その大多数が上之国館跡調査整備センターにおいて現在も保存作業が進められています。
 数々の歴史的な史実が明らかになったことを広く道民に伝え、北海道の歴史が本町から開かれた事を町民一人一人が誇れることを、より具現化できる専用の歴史資料館等、展示施設の整備が強く求められますが、本町がおかれている厳しい 財政状況においては困難であることから、遊休施設を最大限活用し、早期に公開、展示の場所を確保し、歴史文化遺産を本町の一つの産業振興策として推し進めるべきであります。


② 閉会中の継続調査申出事項について

  平成23年第4回上ノ国町議会定例会において、総務文教常任委員会は、閉会中の継続調査の申し出をすることに決定しました。
     
    調査項目
    教育委員会事務局分掌事務の  
      「学校その他の教育機関の設置、管理及び廃止に関すること」


③ 意見書の提出を求める陳情書について
   「住民の安全・安心なくらしを支える交通運輸行政の充実を求める意見書」について、地方運輸局は自動車検査登録事務など地方における交通運輸に関わる行政を行っていますが、政府は「地域主権戦略大綱」により国の出先機関を原則廃止する方針を打ち出しております。
 自治体の区域を越えて移動する自動車、鉄道、船舶を対象とする交通運輸行政は、地方自治体が行うよりも国のほうが効率的、効果的なのは明らかで、国土交通省と地方運輸局が一体となって実施することは勿論、地方運輸局の充実こそ住民サービスに必要と考えられることから、総務文教常任委員会は「住民の安全・ 安心なくらしを支える交通運輸行政の充実を求める意見書」を提出することに決定しました。
 


お問い合わせ

議会
電話 0139-55-2311 ( 内線 310 )

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