議会 平成31年 産業福祉常任委員会

 
R元.11.18
所管事務調査

       
 ①農業の振興に関すること
 (株式会社寅福に町が助成した農業施設や農業機械等の利活用状況について)
 町内大留地区で株式会社寅福による高リコピントマトの生産に用いる主な施設等の概要は、温室(太陽光を利用した高軒高連棟型ハウス)22,515㎡、出荷・管理棟2,269㎡、残渣室108㎡、温泉熱エネルギーを活用した暖房設備、複合環境制御システムなどで、年間の生産量は855t(反収38t)、売上高3億円以上を目標としており、ピーク時には約80人の従業員を雇用することとしています。
 町からの補助金は8,015万円で、その内訳は、ハウス6,800万円(100坪ハウス68棟相当)、防除設備199万8千円(タンク付きポンプユニット1台・自走式防除機2台)、選別設備815万4千円(トマト選別機1台)、フォークリフト199万8千円(2台)となっています。
 現在の施設等については、翌年産からの生産に向け準備中であり、来年1月中旬に定植し、3月中旬から12月中旬まで収穫することになりますが、町が助成した農業施設や農業機械等が有効に利活用され最大限の効果を上げることが望まれます。


 






















 
R元.9.10
付託案件審査
  
件    名 審査の結果
林業・木材産業の成長産業化に向けた施策の充実・強化を求める意見書 委員会提出議案として上程することに決定






 
R元.7.24
視察研修
(神恵内村)
       
 ①ウニ養殖に規格外野菜を給餌する取り組みについて
 神恵内村では、漁港内で円筒籠に身入りの悪いウニを収容し、秋から冬に冷凍保管したコンブを給餌して身入りを改善し、単価の高い端境期となる年末から1月にかけて、海外観光客でにぎわうニセコエリアを中心に、倶知安町、岩内町、小樽市、札幌市等のスーパー、飲食店などに出荷しています。
 コンブによる給餌のウニは、6月から8月までの旬のウニと比較してやや苦みが残り、色も改善の必要があるほか、コンブの揚収作業に多大な労力を要すことや、冷凍保管料が高額であるなどの課題があります。
 そこで、平成30年度にウニ養殖の新たな取り組みとして、神奈川県で行われているキャベツによるウニ養殖を参考にして、キャベツのほか白菜をウニに給餌した試験結果では、コンブ給餌と比較して歩留まりが向上したほか、苦みが解消され、甘みが強くなったことから、キャベツと白菜はコンブに代わる有用な餌料であることがわかりました。
 給餌用の規格外キャベツと白菜の確保については、いわみざわ農協から有償提供していただき、キャベツと白菜の収穫期が9月から11月ということで、ウニの給餌期間と重なり、保管せずに給餌できるメリットもあります。
 委員からは、キャベツや白菜の給餌については、歩留まり、身入り、食味のほか、規格外野菜の確保や出荷先など、まだ多くの課題が残されており、安定した収入を得られる仕組みづくりが必要であるとの意見が出されました。また、本町の特別振興作物である規格外のキヌサヤエンドウ、アスパラガスやブロッコリーなどの給餌試験も行う必要があると意見もありました。
 町は、獲る漁業からつくり育てる漁業への転換を図るため、海洋牧場での養殖事業を本格的に軌道に乗せるために積極的に推進するとともに、ニシン種苗、ナマコ種苗、キタムラサキウニ種苗やサケ稚魚の放流など漁業資源の増大に向けた栽培漁業に取り組むことが重要であるほか、ウニ、アワビなどの浅海資源を管理し出荷するなど安定した漁業経営と漁業所得の向上を図ることが求められています。

 






























 
R元.5.10
委員長、副委
員長の互選
 委員長  市 山 昭 義 氏               
 副委員長 岩 田   靖 氏

 
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