WEB町長室

親父の教訓

2026年10月16日

日本とアメリカの高校生1,000人を対象に、自分が徳性を獲得する上で誰の影響を受けたかというアンケート結果が興味深いです。

「嫌なことがあってもじっと耐える」という項目で、両親から影響を受けたのは日本が23%、アメリカは53%

「自分は損をしても正しいことをする」という項目で、両親から影響を受けたのは日本が23%、アメリカは59%

「正直な人間になる」という項目で、両親から影響を受けたのは日本が35%、アメリカは71%。

どの項目も、アメリカの親が日本の親よりも2倍の影響力を持っていたことになりますが、これは家庭教育力の差でしょうか?

家庭教育という観点からいうと、私は父から説教されたことはありませんでしたが、一度だけ教訓めいた話を聞いたことがあります。

父が家の前で座って何かをしておりましたので「何をしているの?」と聞きましたら、父は後ろにいる私の方を振り向かないまま、「今、鉋の刃を研いでいるんだ」と答えました。

そして続いて出た言葉が、「あのなあ、鉋の刃というものは、泣くだけ研がねば、笑うだけ切れねえもんなんだ」というものでした。

何ごとも泣くだけの思いで努力しないと、笑えるような満足した結果が期待できないということであります。

その時は無意識に聞いておりましたが、父から人生を生きる上での心構えを示唆された、一つの想いでありました。


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