児童虐待の防止を・・・

「子どもは地域の宝」、みんなで育てよう

ふえる児童虐待

 親などの暴力により、幼い子が傷つけられたり、尊い命が失われる児童虐待が、ここ数年全国的に急増する状況にあります。

  全  国 北海道 道  南
平成 9年 5,352件 103件 1件
平成11年 11,631件 274件 16件
平成13年 23,274件 895件 44件
平成15年 26,569件 671件 29件
平成17年 34,472件 862件 56件
平成18年 37,343件 954件 96件

 ちなみに平成3年の発生件数は全国で1,171件、全道で40件でした。ここ数年は大激増で深刻な社会問題となっています。

児童虐待とは

 「児童虐待の防止等に関する法律」(平成12年公布)は、児童虐待について次のように定義づけております。
 親などの保護者が、養育する児童に対して行う暴力行為で、
  • 「身体に外傷を与える暴行」や「わいせつな行為」
  • 「減食や長時間の放置」
  • 「心理的外傷を与える言動」
 また法律は、「何人も、児童を虐待してはならない」とし、「教職員や医師、保健師等は早期発見に努める」こと、「発見した者は、通告しなければならない」ことを定めています。

児童虐待・・・なぜ

 急増する児童虐待の背景は複雑で、家庭の不和、育児不安や焦り、母親の子育ての孤立化などの他に、核家族による人間関係の希薄化や不安定な社会状況のなかでのストレスの蓄積など、様々な要因が絡まって発生すると言われています。

虐待の未然防止を

 児童虐待は、子どもの人権を侵害するだけでなく、体に傷を残したり、心に人間不信や挫折感、残虐性などの後遺症を生み、後の人格形成に大きな影響を及ぼします。
 子育ては、親の思い通りにいかないもので、誰しも不安を抱えます。そんな時は、家族や近隣の先輩に気軽に相談しましょう。地域でも「子どもは地域の宝」としてみんなで守り、子育てを支援しましょう。また、内密に相談したい場合は、上ノ国町子どもセンター「子育て・教育相談」専用電話55-3191(留守電付)へご連絡ください。

こんな時は通報しましょう

 不自然な傷がある・叫び声や叩く音が聞こえる・衣服がいつも汚れている・養育の放棄が見られる(通報者のプライバシーは守られます)

<連絡先>
  ・・・子育て全般にかかるご相談、お問いあわせもこちらへ・・・

役場 住民課                   55-2311
    保健福祉課(健康づくりセンター)  55-4460
教育委員会事務局               55-2230

 

問い合わせ先

教育委員会社会教育グループ
電話:0139-55-2230