【重要文化財】旧笹浪家住宅および附属土蔵、米蔵、文庫蔵
ニシン漁の繁栄を物語る北海道最古の民家
長い歴史を刻んできた旧笹浪家住宅(主屋)
笹浪家は上ノ国で代々鰊(ニシン)漁などを営んできた旧家の一つです。初代は享保年間に能登国笹波村(現石川県珠洲市)から松前福山に渡った後、上ノ国に移り住みました。
旧笹浪家住宅は、19世紀前期に五代目久右衛門が建てたといわれるもので、北海道に現存する民家建築としては最も古く、北海道の日本海沿岸に今も残るニシン番屋の原型とも言われております。平成4年には、当時のニシン漁の繁栄を今に伝える貴重な建物として主屋と附属土蔵が重要文化財に指定されています。
平成14年には、文化庁の国庫補助事業で半解体修理工事を行い、平成15年から一般公開しております。
また、平成17年4月から附属する米・文庫蔵(嘉永元年建設)を上ノ国の歴史をたどるガイダンス施設として公開しています(平成30年度に重要文化財に追加指定)。ここには、周辺で発見されたアイヌの大切な祭祀具イクパスイや弓、法力でニシンを呼び寄せたという大蔵鰊の伝説を思わせる祈祷具・鉾形代、北海道で唯一文字の判読できた木簡(木の荷札)など江戸時代のアイヌと和人の関わりを物語る資料展示されています。
米蔵には、200年余り前に道南を旅した菅江真澄の跡をビデオでたどるコーナーがあり、その時代を楽しむこともできます。
奥の部屋がザシキ)
住所 檜山郡上ノ国町字上ノ国236番地
開設期間 令和6年4月13日(土)~11月10日(日)
開設時間 午前10時00分~午後4時00分
休館日 毎週月曜日(祝日の場合は翌日)、祝日の翌日
※令和6年度の休館日は以下のとおりです。【 4 月】 15日(月)、22日(月)、30日(火)
【 5 月】 7日(火)、13日(月)、20日(月)、27日(月)
【 6 月】 3日(月)、10日(月)、17日(月)、24日(月)
【 7 月】 1日(月)、8(月)、16日(火)、22日(月)、29日(月)
【 8 月】 5日(月)、13日(火)、19日(月)、26日(月)
【 9 月】 2日(月)、9日(月)、17日(火)、24日(火)、30日(月)
【10月】7日(月)、15日(火)、21日(月)、28日(月)
【11月】5日(火)
入館料
区 分 | 個 人 | 20人以上の団体 |
大 人 | 300円 | 240円 |
小中高生 | 100円 | 80円 |
問い合わせ先 旧笹浪家住宅(主屋)管理室 電話 0139-55-1165
勝山館跡散策マップ(JPG:44KB)
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教育委員会社会教育グループ
電話 0139-55-2230