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意外と速い！？海を泳ぐエゾシカ！

2014年9月3日

　８月２９日、雄のエゾシカが木ノ子地区の沖合を泳いでいるのが発見され、新聞やテレビの全国ニュースなどで紹介されました。
　これは、同日午後５時半頃、地元で農業を営む方が海で泳ぐエゾシカの様子を目撃したことから、話を聞いて集まった地元の方々や町職員がビデオなどを撮影し、報道機関に伝わったことでニュースになったものです。
　このエゾシカは、大安在地区の近辺から海に入ったと思われ、その後は木ノ子地区方面に向かって泳ぎ始めると、陸地から３００ｍ以上離れた沖合まで泳ぎ、１時間以上かけて岩礁などを大きく迂回しながら再び浜辺を目指していました。
　その後、何度か上陸を試みていましたが、人の姿を見ると再び沖合へ泳ぎ始め、日が暮れたことで姿は確認できなくなりましたが、浜辺に打ち上げられたなどの話はないため、無事森へ帰ったと思われます。
　エゾシカは、湖などでは対岸へ泳いで渡ることもあるそうですが、基本的に水に入るという習性はなく、海を泳ぐのは大変珍しいそうで、新聞紙の１面やテレビの全国ニュースで上ノ国町とエゾシカが大きく取り上げられることとなりました。