WEB町長室

「三国志演義」にトップの資質を見る

2013年7月31日

私は、中国の歴史ドラマである「三国志」に興味があります。
ただし、「三国志」といっても、史実を創作、脚色した壮大な歴史ドラマである「三国志演義」でありますが・・・。

「三国志演義」では、西暦180年から280年頃、たくさんの豪族が群雄割拠していたなかで、それぞれ権謀術数を重ねた戦いが繰り広げられます。
そして、最後に残ったのが「魏」「呉」「蜀」の三国であります。

興味があるのは、最後までに残るであろうと思われる勢力のある豪族は次々と敗れていき、いつも逃げてばかりいる弱小の「蜀」が最後まで生き残ることです。

通常、強い者が生き残るはずなのに、なぜ、負けてしまうのか?
そのような疑問を持ちながら、テレビ放映されていたドラマを見ていて気がつきました。
負け組には、次の四つのどれかに当てはまる要因があります。

一つ目として、勝ち続けるとトップに驕りが出て、部下からの悪い情報が届かなくなる。
二つ目として、敵の陰謀に惑わされ、部下を信用しなくなる。
三つ目として、ここぞという時に決断ができないために、最大の好機を逃してしまう。
四つ目として、一時の怒りにまかせて、冷静な判断ができない状態で戦ってしまう

私は、この四つのことは現在にも当てはまることであり、町のトップとして肝に銘じておかなければと思っております。