WEB町長室

若い職員に教わったこと

2009年8月26日

千葉在住の方から、次のようなメールをいただきました。
「上ノ国町」に興味をもったのでホームページを見ましたが、どこを見ても「上ノ国町」の読み方が書かれていませんでした。
全国にはいろいろな意外な地名の読み方がありますから、「うえのくにまち」なのか「かみのくにちょう」なのか、はたまた「かみのこくちょう」なのか分りませんでした。
どう読むのだろうと、よくよく見ていったら、広報誌のタイトル「かみのくに」が目に入りましたので、「かみのくにちょう」或いは「かみのくにまち」なのだろうと思いました。
ホームページは町民に向けての広報が主たる目的かも知れませんがそれだけではなく、全国に向けての町のPRのためにも作成されているようなので、例えば、「私たちの町『上ノ国町』は『かみのくにまち』と読みます」というような親切な文言があればもっと好感が持てます。そういう感覚が人を惹きつけるのだと思います。
町長さんのお名前は、それ以外に読みようのない易しい読み方のお名前ですが、それでも「くどうのぼる」とふりがながつけられています。
地名にも、そういう感覚が必要ではないでしょうか。ご参考まで。
ホームページの出来栄えもよく、情報公開も進んでいて、上の国町には良い印象をもち、町の将来に希望を感じました
さっそく、担当の若い職員にふりがなをつけるよう指示し、その旨回答しましたら、また、次のようなメールをいただきました。

ご返信有り難うございました。
早速ふりがなをつけられた対応の速さと、ついでに「(夷(えぞが)島(しま))」にもふりがなをつけられたご配慮に感心しました。
御町のご発展と町民のご多幸をお祈りします。
私が担当者が指示したのは、「上ノ国」にふりがなをつけるということだけであり、「夷島」にもふりがなをつけることは気がつきませんでした。
まさに、仕事というものは相手の期待以上のことをやるということを、若い職員から教わりました。
また私は、常日頃から「相手の立場に立って」行動するようにと主張しておきながら、名刺を渡すたびに「上ノ国」の呼び名を尋ねられているのに、ふりがなをつけることさえも気づかなかった点、大いに反省しなければならないと痛切に感じた次第であります。