WEB町長室
創業社長に学ぶ
2003年11月7日
京セラを設立した稲盛会長が、創業社長とサラリーマン社長の違いを述べておりました。たとえば、自分の家で水漏れがあったとする。
漏れてるとその損が即、自分の損ですから、どの家のご主人もすぐに修理するでしょう。
これが会社になると理屈ではわかっていても、感覚的には自分が大きな損をするというふうに受け取れなくて、「たいへんロスだから部下に指示して直させよう。翌日か1週間後に直ったらいい」と言うのがサラリーマン社長だそうです。
ところが、創業社長の場合は、今すぐ直さなかったらいたたまれないという感覚になってくるものだそうです。
これを読んで、自分の職員時代を思い浮かべ自問自答してみました。
町民が、1日でも、1時間でも、1分でも速く対処して欲しくて役場に来たとき、自分のことのように親身になって対応しただろうか?
そのことよりも、目の前にある机の書類を先に処理していなかっただろうか?
残念ながら、何回も反省させられることが思い出されました。
やはり、町民の立場で考えることができていなかったんですね。
今更ながら、創業社長の意識で町民と対応しなければと意を強くしたところです。