WEB町長室

真に、町民の目線で仕事をしているか?

2003年9月3日

先日、妻が江差町にある札幌銀行で振り込み手続きをしました。
窓口で振り込み手続きをお願いしたら、窓口の職員が、振り込みは窓口でやるよりATMの方が手数料が安いということをアドバイスしてくれ、そして、わざわざATMまで妻を案内し、操作方法を教えてくれたそうです。
この話を聞き、正直、びっくりしました。
普通であれば、銀行も営利企業ですから1円でも多くお客さんにお金を使ってもらいたい訳でありますが、窓口の事務員は、まさしくお客さん側に立った応対をしてくれました。
妻は、振り込み手数料が安かったということばかりでなく、お客さんを大事にしてくれるということがうれしかったと喜んでおりました。
妻からこの話を聞き、先に開催した温泉の会議を思い出しました。
委員の中から、花沢温泉の入浴回数券を購入する際、今は、わざわざ役場の窓口まで行かなければならないうえに、土・日曜日は役場が休みなので不便であるため、花沢温泉で売ってほしいという意見が出されました。
私は、管理委託している花沢温泉で金銭を扱うことは適当でないという答弁をしましたが、考えてみると、私の答弁は役場側に立ったものでした。
町民側に立って検討すると、何らかの対応策を考えついたのではないかと思います。
そして、私もいつの間にか町民でなく役場の目線で行政を推進してきたようであります。
今後、企画立案の際、課題にぶつかった時には、役場の立場でなく町民の側に立って考えていかなければと深く反省させられた次第です。

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