WEB町長室
真の優しさとは
2002年11月8日
優しさとは何だろう。あの人は優しい人だと言うことがあります。
優しさとは、俗に言う、誰にでも怒りを抑えて寛容に接することなのでしょうか。
私は、真の優しさは厳しさも併せ持っていなければならないと思います。
厳しさのない優しさは、単なるパフォーマンスでしかないのではないでしょうか。
誰でも、自分の短所や触れてほしくないことを厳しく指摘されることは嫌なことであろうと思います。
それよりも、優しく、寛容にして欲しいことが本音であろうと思います。
しかし、指摘されたときは嫌な気分になるが、後になると、指摘されたことが本人にとってはほんとうの優しさになるのではないでしょうか。
このように考えると、真の優しさとは、厳しさも兼ね備えることも必要ではないかと思います。
今、社会や職場では、あまりにも優しい先輩や上司が多すぎます。
あえて言うと、無責任な、そして、放任主義の虚位な優しさであります。
私も、私心を捨てた優しさを持つために、あえて苦言を備えた厳しさももちたいものです。
人と人との絆が薄れてきた現代だからこそ・・・