WEB町長室

真剣で勝負する気構えで

2012年12月5日

「買って安心、使って徳用、ナショナルランプ」
これは、松下電器が創業時に初めて出した新聞広告コピーです。

当時、新聞広告を出すということは、大金を出すということになるわけで
ありますから並大抵でなかったそうですが、たったこれだけのコピーに創
業者の松下幸之助氏は三日も費やしたそうです。

字の太さ、字と字の感覚、周囲から見て字はどういうような感覚になるの
かと、書いたコピーを新聞の上において眺めて、結局、三日を費やしたと
いいます。

たった三行の広告に三日を費やす執念には、感嘆します。

また、松下氏は、会社経営も剣道の試合に喩えております。
竹刀で戦う。
木刀で戦う。
真剣で戦う。

どれも戦うことに変わりありませんが、竹刀や木刀での戦いは、負けるこ
とも勉強だと思えます。
ところが真剣での戦いは、負けは、即、死につながりますからそんな悠長
なことは言っておれません。

ですから、松下氏は会社経営も真剣で試合をしていると思いなさいと諭し
ております。

それに比して私たちはどうでしょうか?
広告を出すコピー一つでも真剣でしょうか?
自分の仕事を、真剣で試合をしているような心持ちで取り組んでいるで
しょうか?

私も自問自答してみますと、せいぜい、木刀でやっているくらいかも知れ
ないと思っております。
お互い、真剣で試合をしているような意識を持つことが大切だと改めて
思った次第であります。


ページの先頭へ戻る