WEB町長室

掃除も真剣に!

2025年4月14日

若かった職員時代の思い出です。

当時の上司は20才年上で、温厚でまじめな方であり、滅多に人を叱るというようなこともありませんでしたが、ある職場内の懇親会でのことです。

酔いも回ってカラオケタイムになりましたが、後輩のA同僚は、他の同僚がカラオケをリクエストすると、リクエストした同僚のマイクをとって自分が歌い出す癖がありました。

酔った席でのことですからそこまでは許されますが、どの歌も最後まで歌わないで途中で辞めてしまいます。

その時も、同僚のマイクを取ったA同僚は最後まで歌わないで辞めてしまいました。
ところが、それを見ていた上司は「君はなぜ、人のマイクまでとっているのに、その歌を最後まで歌わないんだ。だから仕事も同じで、最後までやらないんだと」と声を荒げたことが思い出されます。

まさに、たとえカラオケであっても真剣にならなければダメだということを言いたかった訳であります。

ものを片付け、ゴミを拾い、汚れを拭く。それが掃除です。
人間にとってやってあたりまえのことです。
それをいいかげんな気持ちでやるか、それとも心を込めて、バカになってとことん丁寧にやるのか。
この小さな違いが、その人の人生の質と幅を細部に渡って見事なまでに決めていきます。

仕事でも趣味でも、やる以上ど真剣にやるべきだということを教わりました。

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