WEB町長室

自分の太陽に向かって・・・

2025年6月23日

私は、中学生・高校生への講話を依頼されると、“工藤昇を生きる”と黒板に大きく書きます。

そして、「“人生”とは人が生きると書きますが、私は、自分が生きると読んでいます。だから“工藤昇が生きる”と書きました。しかし皆さんは、他人が生きると読んでいないですか?」と問いかけます。
「なぜそう思うかと言うと、皆さんの生き方を見ると、自分の人生なのに他人の生き方に目を奪われているように見えるからです」と話します。

本来、自分の人生なのに生きる価値を世間ばかりに求めてしまう。
結果的に、誰かに認められないと生きられないという承認欲求に陥っているように思われます。

植物にたとえると、茎は本来真っ直ぐ伸びるはずなのに、環境に左右されて真っ直ぐ伸びることができないようなものです。

南米「ニカラグア」はバラの産地として有名だそうです。

バラは太陽に向かって伸びていく習性ですが、ニカラグアは赤道直下に位置しているので太陽は常に真上にあることから、茎は垂直に伸びているのが特徴だそうです。
反対に、赤道以外に位置している国は、太陽が真上ではないので、茎は太陽の位置する方角を向くので曲がってしまうということです。

ちなみに、人生の「生」という字は、植物が太陽に向かって伸びていく様を表しているそうですので、子どもたちには、自分の太陽は常に真上にあると思い、その太陽に向かって真っ直ぐに伸びて行ってほしいと願っております。

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