WEB町長室
「知っている」ことと「できる」ことの違いとは。
2013年9月12日
「知っている」ことと、「できる」ことはまったく違います。たとえば、「泳ぐにはどうすればいいか」ということは誰でも知っています。
簡単です。
水の中で、上手に両手両足を動かせばいいだけですから。
しかし、いくら知識としてそれを知っていたとしても、水の中で泳ぐことはできません。
「知っている」ことと「できる」ことを同じにするには、やはり実際にやってみるという「体験」が必要だからであります。
ところが、耳学問で得た知識が豊富になってきますと、いとも簡単に「できる」と錯覚しがちになります。
私が職員時代、来庁したその道のプロを相手に「そもそも、何々とは・・・」と、耳学問よりない上司が説教調で講釈した場に居合わせたことがありましたが、中途半端な知識というものは恐いものだとつくづく感じた記憶があります。
視察等で知識を得てくるとこのような傾向に陥りがちになりますので、お互い注意が必要であります。