WEB町長室
過去の判断基準は?
2015年2月9日
京セラの稲盛会長が若い頃、研究開発をしている時にまったく新しいアイデアを思いつくと幹部たちを集めて意見を聞くそうです。
そうすると、難関大学を出た優秀な研究者ほど、それがどれだけ無謀なものかを、
批評家のように分析する人が多かったといいます。
これでは、どんなにいい発想でも冷や水を浴びせられしぼんでしまうそうですが、
そこで会長は、相談相手を一新します。
新しいこと、前例のないことに挑戦する時は、少しおっちょこちょいなところがあって、
そのアイデアを「おもしろい、おもしろい」と賛同してくれる社員を集めて話しをするそうです。
結果、大概はうまくいくそうです。
このような場合、反対する人は過去より見ていないということに尽きます。
過去だけが判断基準となってしまっているのです。
「昨日までと同じことをやり続ければ、昨日と同じ結果しか手に入らない。
今日と違う明日を手に入れたいと思うなら、昨日と違うことをやらなければならない」
と言います。
どこの町も疲弊しております。
やはり、過去より見ていなかったことが原因ではないでしょうか?