WEB町長室
「反省」と「後悔」の違い
2022年11月15日
私は、町内で開催される少年団バレーボール大会で挨拶を依頼された場合、次のような挨拶をいたします。「みなさん。今日は負けに来たんですね。みなさんがどんなに頑張っても、優勝チームは1チームだけです。ですから、優勝チーム以外は全員負けます」
そう言うと、こどもたちは不思議な顔をして私を見るので続けて「しかし、勝つことよりも負けることの方が大会に出場する意義があるのです。人間というものは、勝つとただ有頂天になってしまいます。逆に、負けるということは負ける原因があります。結果、今日の負けは明日からの練習に活かせるのです」と話します。
それでもまだ理解できないようなので、最後に、負けた場合の「反省」と「後悔」の違いを説明します。
「反省」とは、何故負けたのかをじっくり省みて、その負けを次の練習に活かすことです。
その点「後悔」は、振り返ってただ悔しがるだけのことですから何の意味もなしません。
今までたくさんの選手を見てきましたが、負けてただ涙を流して「後悔」だけしている選手は絶対に強くなりません。
何故かと言いますと、その大会が一時の感情で終わってしまうからです。
車とたとえると「後悔」とは、小さなバックミラーで後ろを見ているようなものでありますが「反省」とは、大きなフロントガラス越しに前を見て運転することです。