WEB町長室
気に惑わされない
2025年5月19日
人の判断を誤らせる原因の一つに「気」というものがあります。トップに一番求められているものは、組織全体を包んでいる「気」に惑わされることなく、見たくないものをしっかり見たなかで全体像を正確に把握することだといいます。
そのうえで、組織の人たちが正しい方向に動けるように戦略を示すことがトップの仕事であります。
「気」とは、空気や雰囲気、あるいは文化といったものでありますが、不思議なことに、これに囲まれた本人たちは気づかないものであります。
企業のように、独特の文化を持つ組織の中で同じ「気」に囲まれた人々は、知らず知らずに同じ見方をしてしまっているそうですが、役場も然りです。
あまりにも「気」が蔓延(まんえん)すると、役場の常識は世間の非常識ということになります。