かみのくにトピックス

アイヌについて学ぶ🖊

2024年6月20日

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 6月20日㈭、上ノ国高校にて『上高グローバル探究(KGP)』講座が行われ、この日は『アイヌ民族・文化との交流の歴史から共生社会を考える』をテーマに、1年生が講義を受けました。

 講師として招かれた公益財団法人アイヌ民族文化団体の関根摩耶さんは、平取町出身で幼少期からアイヌの言語や文化に触れて育ち、普段からアイヌ語で話すことも多いとのことで、冒頭に披露したアイヌ語での自己紹介で生徒たちを圧倒していました😮!

 講義では、テ・アタアランギ法という言語習得法を使い、アイヌ語だけを話す場面が設けられました!関根さんから「クンネ(黒)」「レタラ(白)」「フレ(赤)」「シウニン(青)」という色の単語が挙げられ、周りのものを指さしながら「タンペヘマンタン?(これは何ですか?=これは何色ですか?)」と生徒たちに問いかけていました。生徒たちは関根さんが発した言葉を必死に聞き取って復唱し、アイヌ語の単語を覚えて色を答えていました😃
 慣れてきた頃合いで「キナネ(緑)」「トイネ(茶色)」「シケレペペウシ(黄色)」の単語が追加され、生徒たちは混乱しながらも楽しくアイヌ語を学んでいました✏
 その後の解説で、もともと色を表現する単語が「クンネ(黒)」「レタラ(白)」「フレ(赤)」「シウニン(その他)」の4色のみで、後半に追加された単語は比較的新しく生まれた単語であると話していました。

 後半では、アイヌ民族やアイヌの文化、「カムイ(神)」について、身近なアイヌ文化についてスライドを用いて解説されました。
 アイヌ語が語源となった日本語についての話の中では、例として「トナカイ」「ラッコ」「昆布」「オットセイ」が挙げられ、生徒たちはびっくり😲!身近な生活の中でアイヌに触れていると知ることができました。

 当町は和人とアイヌの共生の地とされ、多くの文化財や史跡があり、アイヌを身近に感じることも多いですが、よりアイヌを身近に感じることができた講座となりました😌

 イヤイライケレ(ありがとうございました)🙇!

(記者:I)