WEB町長室

もの持たぬ・・・

2026年8月24日

かつて、京都丸山の大火事の際に多くの人が泣き叫びながら 家財道具をかついで逃げまどうのを、四条の橋の下を定宿とする親子連れの乞食が眺めていたが、やがて乞食の子が、「ちゃんや、俺たちはこういう時にも、安心して寝ていられるから幸せだね」というと、親乞食は、このときばかりは得意そうに「それもみんな親のお陰さ」と答えたという笑い話があります。

年配者の知り合いに、相続税で悩んでいる人がいました。
私との会話で
「自分が亡くなった後、相続した子どもが多額の相続税を納めなければならないと考えると、夜も眠ることができないよ」。

そこで私は
「お金持ちも可哀想ですね。私のように、相続税を納めなければならないようなお金がないと、何の悩むことはありませんよ」と。

前にもご紹介しましたが、白隠禅師の句に
「もの持たぬ たもとは軽し 夕涼み」とあります。