WEB町長室

伝えると伝わる

2025年5月7日

最近、コミュニケーションの齟齬(そご)が気になるようになりました。

私が職員に対して指示をする際、わかりやすく説明しているつもりなので、当然ながら伝わっているものと思うわけでありますが、結果的には伝わっていません。

「何を」は容易に伝わる傾向にありますが、「なぜ」が伝わりにくい。

先日、町内で生産している農産物を従来のような市場を通す方法ではなく、直接、レストランに出荷できないかという可能性を探るため、大手ホテルの総料理長を招聘しての食事会を実施いたしました。
農産物等については、道の駅レストランの調理人が町内の食材を使った料理を提供し味わっていただきました。

ドリンクにつきましては、ビール等に併せて、町内で生産しているワインも試飲していただきました。
ところが、レストランではワインを提供するという指示は出されておりましたが、試飲するという目的が伝わっていなかったために、新しいワインでなく、キープしているワインを提供してしまいました。
いわゆる、「なぜ」が伝わっていなかったのです。

私が常に職員に話していることが、私たちは伝えたつもりでも、相手に伝わっていないものと思わなければならないということです。

たとえ話で、相手に話すときには糸電話で話していると思いなさいと。

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