決定が下ったら従い、命令は直ちに実行せよ
2012年6月29日
町行政は、通常、職員からのボトムアップで実施いたしますが、
稀にトップダウンで行うこともあります。
ボトムアップで行う場合については、
企画立案の段階で職員の意見が反映されます。
ところが、トップダウンの場合は、
担当として反対した事業であっても、
一方的に命令され実行しなければならないこともあります。
担当として、
「時期尚早」若しくは「事業効果が認められない」等の
明確な理由により反対したにもかかわらず指示されるわけで
ありますから、心情的にあまり乗り気でありません。
職員時代の経験上、
「まあ、上がやれというならやりますけど・・・」
という捨てばちな声も出てきてしまいがちです。
まさに、不本意ながら実施するという心境です。
そのような心境で取り組むわけでありますから、
当然、全力で取り組もうという熱意も出てきません。
しかし、ここで考えて欲しいのは、
行政は組織によって行っているということです。
組織上、
上司の指示のもとに事業が実行されるわけでありますが、
万が一、一人ひとりの意見だけを尊重したとしたら、
一歩も前に進むことができないということです。
このようなことから、
どの担当であっても、自分は組織の一員であるという
ことを、常日頃より心に留めておくことが肝要であります。
後藤田正晴氏五訓
「決定が下ったら従い、命令は直ちに実行せよ」