WEB町長室

大きな目で、長い目で。

2013年2月20日

「一身の利害をもって、天下のことを是非すべからず、一年の便不便を論じて、百歳の謀を誤るべからず」

これは、福沢諭吉の言葉であります。

要約すると、自分に利害があるかどうかで物事を判断してはいけない。
また、将来的には良いかもしれないが、一年、二年の間が不便だから反対だという判断をしてはならないということです。

つまり部分最適でなく、全体最適を考えるべきだということです。

かたや、従来、日銀総裁等の国会同意人事では、事前報道された場合に国会提示を認めないというルールであったが、ようやくこのルールを撤廃することが正式合意できたと新聞報道されておりましたが、この大事な時期に、このような愚にもつかないことに時間を浪費していることが理解できません。

まさに、福沢諭吉の言葉を、今の政治家に聞かせてやりたい心境であります。