WEB町長室

先入観の落とし穴

2013年4月11日

斧をなくした者がいて、隣家の息子が盗んだのではないかと疑った。
すると、その子の歩きっぷりを見ても、斧を盗んだように見える。
表情を見ても、斧を盗んだ者のように見える。
話っぷりを見ても斧を盗んだように見える。

その動作から態度まで、斧を盗んだように見えないところはない。

それからしばらく経って、自分所有の裏山で土を掘っていたら、無くした斧が出てきた。
後日、また隣家の息子を見ると、動作から態度まで、斧を盗んだように見える節は、何一つとしてなかった。


私も、あることで相手を疑ったら、相手の行為が全部疑わしく見えました。

ところが、それが間違いだと気づいたら、相手に対する見方、感じ方が180度変わってきてしまいました。
いやだと思っていた面が、逆によく見えるようになったんです。

結局、変わったのは自分であって、相手は何も変わっていないのです。

先入観って、恐いですね。

皆さんも経験ないですか?