WEB町長室

老いるということは。

2013年4月19日

私も今年で60歳になりますが、いよいよ高齢者の仲間入りするかと思うと、正直、がっかりします。

精神年齢は若いつもりでも、実年齢はウソをつきません。

町長室から出たのはいいが、「アレッ、どこへ行くつもりだったかな?」と考え込むこともあります。

どこにぶつけたか記憶にないが、足や手に打撲の跡があります。

主語のない会話をしていると、職員に指摘されます。

人の名前が思い出せません。
喉まで出かかっているんですが・・・。

歌手の野口五郎さんのお話です。
「人間、年を重ねると、一度にいろんなことをしてはいけないんです。
 こないだ、こんなおじさんを見ました。
 彼は橋の上で、きれいな石を拾ったんですね。
 それを眺めながら、携帯電話を取り出して時間を見た。
 さて、行くかという感じで、携帯電話の方を川に放り投げちゃった。
 おじさん、膝から崩れ落ちていましたね」

これも、人ごとではありません。