WEB町長室

仕分け作業に想う

2009年12月1日

連日、仕分け作業がマスコミを賑わしております。
この仕分け作業には賛否両論あると思いますが、国民の税金がこんなにも安易に使われていたということが国民に知らされたことは、大きな成果でありました。
ただし、大きく欠けていた点もあるように思われます。
それは、この国をどのように創っていくかというビジョンを示すことなく、ただ単に無駄という観点からだけで仕分けをしていたからであります。
そのため、目の前の効率性のみが認められ、将来を見据えたものは廃止される傾向にあったように見受けられます。
これを木の剪定に喩えますと、まるで木の全体像を見ることなく、ただ目の前の枝葉だけを見て剪定しているようなものです。
結果、剪定を終えた木の形は、いびつになることは間違いありません。
そして、今頃になって「国家ビジョンとは?」という議論をしているようではお粗末であります。
 その点、本町においても自立プラン作成の際に仕分け作業を行いましたが、第一次産業を振興するというビジョンを樹立した上での仕分けでありましたので、国より先行していたと自負しております。