WEB町長室

自分を見直す

2022年7月21日

 4月に、椎間板ヘルニアの緊急手術を受けましたが、術後のリハビリも順調ということで、10日間で退院することができました。


 しかし、自宅に戻ってからも、右足がまるで鉛が入っているかのように重く、力がまったく入らない。

 
 少し歩くと、ハーハー息が切れる。


 空手で鍛え抜いた身体と自負していたはずなのに・・・。


 常日頃、自分はポジティブ思考だとうそぶいていたのに、正直、元の身体に戻るのか不安になってきました。


 そして、体調はと聞かれると「右足が重くて、だるくて、思うようにいかない」等々、いつの間にかネガティブな言葉ばかり発していました。


 右足だけが自分の思うとおりに動かないくらいで、ネガティブ思考に陥ってしまったのです。


 しかし、ある時、身体障がい者施設での話を思い出しました。


 施設の入居者は、抱えている障がいの種類や重症度に関係なく、「暗い人間」と「明るい人間」に分かれるそうです。


 右手が不自由だと仮定すると、「暗い人間」は、右手が不自由なために、それによってできないことばかりを主張する。


 反対に「明るい人間」は、右手は不自由であるが、不自由でない左手でできることを主張するそうです。

 
 どちらが幸福感を持つことができるかは一目瞭然だと思います。
 

 今回の手術、少し辛かったですが、自分を見直す良い機会となりました。