WEB町長室

主語は自分

2022年7月25日

 先日、他町の観光協会などの団体長と話をする機会がありました。


 団体長からは、町に対する素晴らしい意見や提言などと併せて、自分の町に対する行政批判が盛りだくさんでありました。


 私も、最初は真剣に聞いていましたが、時間が経つうちにだんだん白けてきました。


 なぜかといいますと、彼らの話す内容の主語が「自分」ではないのです。


 いつしか、評論家の立場で話しているのです。


 たとえて言いますと、溺れている人を必死で救助しようとしている人に、自分は安全な陸にいて「そのやり方はだめだ」「こうしなければだめだ」と言っているように聞こえます。


 改めて感じました。


 どんな意見を言おうと、主語が「自分」でないと「覚悟」が感じられないのです。