情報収集選択能力
2022年8月31日
今や、あらゆる情報が瞬時に世界を駆け巡ってしまいます。一昔前までは、情報を制する者が世界を制すとまで言われておりましたが、今や、皆が同じ情報を得ることができるようになりました。
まさに、情報の洪水化といっても過言ではありません。
行政を例にとりますと、各々の自治体は他には負けたくないという、いい意味での競い合いをしているものでありますが、自治体間においても、他の自治体で推進している政策を瞬時に知ることができるようになりました。
しかし、経験上、そこで気をつけなければいけないことがあります。
それは、表面上の政策ばかりに目を奪われないことです。
海に浮かぶ氷山のごとく、海上に見える部分ばかりに目をとらわれ過ぎますと、海上より数倍大きい海中の氷山を見逃す恐れがあります。
視察で現地を訪れると、事前に知りえた情報と全く違うことが往々にしてありましたので、今、求められているのは、情報収集選択能力かもしれません。