受け入れる
2023年7月28日
ある著書によると障がい児教育に従事している女性が、自閉症の子供を預かって何か月かで自閉症がなおったそうです。ところがある時、目の不自由な子供を預かったとき、障がい児教育とは何かと考えさせられた。
そして、障がい児教育とは、障がい児の障がいを取り除いてやるのではなく、障がい児が障がいを持ったままで幸福に生きていけるようにしてやることだと悟った言います。
何ごとも、自然に受け入れることが肝要であるのかもしれない。
しかし、人間は欲望のかたまりであるので、必ずそれ以上の何かを求める傾向にあります。
最終的に、無いものねだりをしてもしかたがないというあきらめの境地に至るか、それとも個々の障がいを個性と捉えることができるかどうかでありますが、捉え方により雲泥の差が生じます。
その女性は認識します。
教育とは人間改造ではなく、幸福の確率であると。