負けを知る
2023年9月20日
「負けて初めて人は自分の力や能力の限界を悟る」と言う人もいますが、私は、限界は己が作っているだけだと思っております。先月、空手の教え子たちが九州で開催された空手全国大会に出場しましたが、結果は、最高でベスト8でありました。
教え子や保護者は入賞できなくて相当残念がっておりましたが、私は負けて良かったと思っております。
何故かと言いますと、教え子たちにとっては、勝つことよりも負けることによる悔しさを知ることが大切だからであります。
当然、負けは当事者にそれ相応のショックを与えます。
しかし、負けを知らない人間は、逆境、苦境になると弱いものであります。
経験上、何回も何回も負けを経験すると、知らず知らずのうちにしなやかさが作られていくものであります。
そして、そのしなやかさこそが、どんな風圧にも耐えうることができる真の強さになると確信しております。