WEB町長室

小事は大事

2010年11月24日

今夏、史上6校目となる甲子園春夏連覇を果たし、日本中を沸かせた興南高校野球部監督の我喜屋優氏。
その我喜屋氏が、甲子園で他チームの試合を見ていた時に、ある発見をしたそうです。
我喜屋氏によりますと、打撃や守備の技術面のみで相手チームが打ち倒されたというケースはほとんどなかったそうです。
なぜあそこでカバーに入れなかったのか、なぜここであんなバント処理をしたのかといった、ごく小さなことが勝敗を決していたといいます。
我喜屋氏は言います。
「体操一つにせよ、そういう小さなことを適当にする子は絶対に伸びない。
 逆に、小さなことを確実にする子は、間違いなく大きな仕事ができる。」
チームや会社が沈没する時は、選手や社員のちょっとしたミスから始まる。
そのことから、我喜屋氏は選手に技術を教えたことはほとんどなく、小さいことを一番うるさく言うそうです。

まさに、小さいことをおろそかにしない心構えが、大きなことを為すことができる絶対条件だと言い切ることができます。
日常の、挨拶励行や整理整頓。
いずれも小さいことではありますが、この小さいことの積み重ねが肝要だと感じた次第であります。