WEB町長室

輸出立国ニッポン?

2011年11月2日

日本という国は資源のない国だから、原材料を輸入し、それを加工して輸出する「輸出立国」だということを学校で教わりました。
それが今や、輸入額が輸出額を上回るという「輸入立国」となってしまいました。
主な要因は、発展途上国と日本国内との賃金格差。
そして、それに追い打ちをかけるかのような円高でありますが、あのパナソニックが、主要製品であるテレビ事業が赤字のため、国内での生産を大幅に縮小するということであります。
それに呼応するかのように、中小企業の工場も軒並み海外へ進出しております。
このことは、町村にも影響が出ております。
一昔前まで、どこの市町村も企業誘致を町づくりの重要施策としておりましたが、それがまったくの夢物語となりました。
他力本願的な町づくりに、終わりを告げなければならないということです。
このようなことから、これからの町づくりは「自分たちの町は自分でつくる」という、地方自治の原点に立ち返ることとなります。
上ノ国町は、TPP等の課題も山積しておりますが、まさに農漁業の振興よりないと思っております。