「だけど」という一言
2025年12月22日
人の意識を変えることは至難の業だとつくづく思うことがあります。私が、担当職員にまちづくりの先進事例を話すと、そんな好事例があるんですかと感嘆します。
その空気感で、「こんな素晴らしい事例があるんだから、私たちも同じような方法を検討しよう」と熱く熱く語ります。
ところが職員から出てくる言葉は、「だけど、あそことここは条件が違いすぎます。」
あるいは「だけど、あそこは特別ですよ」という言葉が返ってきます。
「だけど」という否定の一言。
町内で開催された講演会での一コマ。
観衆は、講演者の話に感動し万雷の拍手をしたあと、帰り際に参加者同士で感想を言って帰ります。
「感動する話だったなあ」「講演を聴きに来て良かったよ」と。
ところが、講演の話を聞いて感動したはずなのに、次の日からは何事もなかったようにいつもどおりの生活に戻ります。
後日そのことを問いただすと、「だけど、あの人は特別なんだよ」「だけど、私たちと立場は違うしなあ」という答えです。
残念ですが、そういう人は変われないんですかね?








