WEB町長室

災害時の三つの顔

2011年11月11日

人間、平常時は理性が働くので人間性の違いを見分けることは難しいが、災害時には、理性より本性が働くので、その違いがはっきりわかるといいます。

あの阪神淡路大震災の際、被災にあった人には三つの顔があったといいます。

一つは、自分のことだけをした顔。
隣に人が生き埋めになって「助けてくれ」って言ってるのに、自分の家の預金通帳や権利書を持ってさっさと去っていった人。

二つは、何をやっていいか分からず、呆然と立ちつくして燃えていく様を眺めている顔。

三つは、自分の肉親を亡くしても、一所懸命、人のために尽くした人の顔。

お互い当然のごとく、公務員として、人として、三つ目の「人に尽くす顔」になりたいものですが、これは非常に難しいことであり、そのためには、日常の心構えと実践が必要かと思われます。