WEB町長室

今回の災害で一つ疑問に思うこと

2012年3月13日

東日本大震災発生から、早1年が経過いたしました。

私は、テレビで放映されていた3月11日(日)の
式典を見ながら、
地震発生時の14時26分自宅で黙祷を捧げました。

地震発生から今日まで、連日、素人の撮ったであろう
ビデオがテレビで紹介されておりますが、
一つ疑問に思っていることがあります。

素人がビデオ撮影をするのは一向に構いませんが、
自分の身内が津波に襲われそうな場面でも、
撮影を止めないで大きな声で危険を呼びかけている
場面がありました。

また、ある場面では、
高台に避難している人が津波に襲われそうになっている
人たちを、これもまた撮影を続けながら、
大きな声で注意喚起しているわけであります。

そこで毎回感じることは、
津波に襲われそうな場面に遭遇するなかで、
どうしてビデオ撮影している余裕があるのか?

プロの報道カメラマンならいざ知らず、
なぜ、そんなビデオなんか投げ捨てて、
助けるような行為をしないのかということです。

その行動を、どこかの大学教授は、
「正常性バイアス」がはたらいているからだとコメント
しておりましたが、
私にするとまったく理解できないことであります。

疑問に思うのは、私だけでしょうか?