始まりは、たった一匹のうさぎなのに。
2013年11月6日
ある草むらを、一匹のウサギがジグザグに走っていきました。その数時間後、ウサギの臭いを追いかけていた猟犬が、ウサギの走っていった通りに走り去って行きました。
今度は、ウサギを追いかけていった猟犬の後を、飼い主である猟師が追いかけていきました。
当然、ウサギ、猟犬、猟師が走り去った後の草は踏み倒されていました。
数日後、そこを通りかかった旅人は草が踏み倒されているのを見て、草が倒れていると歩きやすいことから、ウサギたちが通ったコース通りに歩いていきました。
ウサギ、猟犬、猟師に続いて旅人までも同じコースを通ったことから、尚更、草が踏み倒されて歩きやすくなったので、次に通りかかった旅人たちも同じように歩いていきました。
何年か後、踏み倒されていた草もなくなり、土が露出したジグザグ道路になっていました。
そして後生の私たちは、誰かが造った道路なんだろうと思ってその道を歩いています。
その始まりは、たった一匹のウサギが走って行っただけなのに・・・。