WEB町長室

お客様の声を聞く

2024年12月9日

 本町道の駅「もんじゅ」は第三セクターで運営されており、私が社長として物産販売とレストラン経営を行っております。

 先日、道の駅でモンゴルの馬頭琴奏者による演奏と、華道家による演奏に合わせてのフラワーパフォーマンスのディナーショーを開催いたしました。
 2部構成でしたが、お陰をもちまして町内外から80人のお客様にご来場いただきました。

 もちろん、提供した料理は地元産の食材を中心とし、町に古くから伝わる鯨だしのそうめんも提供いたしました。

 馬頭琴の演奏とフラワーパフォーマンスという初めてのディナーショーということで、お客様が満足してくれるだろうかという一抹の不安もありましたが、無事終了し、帰りには「大変良かったよ!」とスタッフにねぎらいの声をかけてくれたお客様もおりました。

 主催者としては、お客様の正直な感想が気になるものでありますが、このようにお客様側から声をかけてくれることは大変ありがたいことであります。

 ただし、今回のようにお客様から声をかけてくれることは嬉しいことでありますが、私たちがお客様から生の声を聞くときに気をつけなければならないことは、誘導しないことだと言います。

 ウエイター長は、食事客にこう尋ねながらテーブルを回ります。
 「いかがでしょうか。お食事をお楽しみいただいておりますでしょうか?」
 しかし、この質問は「はい」と答えることを想定したかのような言い方だそうです。
 そのためこれは、お客様の意見を聞いているわけではなく、逆に、お客様の意見を封じ込めている聞き方といえるそうです。