WEB町長室

アイコンタクト

2025年6月16日

町内企業の事務所に入っていくと、みんなが一斉に挨拶してくれますが、気になっていることがあります。
それは、ある人はパソコンを見ていたり、ある人は他所を見て声だけ出して挨拶しています。
正直、挨拶してくれることは嬉しいんですが、歓迎されているという感じはしません。
逆に、訪問するのが迷惑なのかと思うこともあります。

函館市内に、繁盛していた回転寿司があります。
店内に入っていくと、カウンターの中にいる寿司職人も元気な声で一斉に挨拶してくれると、歓迎されていると感じることができます。
そして、寿司も美味いような気がして結構通いました。
ところがどうしたものか、あんなにも元気のよかった挨拶がなくなってきました。
そうすると、店内の覇気も全く感じられなくなり、寿司も美味しくなくなってきた感じがして足が遠のいてしまいました。

繁盛していたとき、寿司職人はどんなに忙しくともお客さんの顔を見て挨拶していました。
まさに、アイコンタクトです。

飲食店フロア担当マニュアルに、「お客様には元気よく挨拶をする」という項目があるとする。
しかし,これでは具体的な行動を示したものとはいえないといいます。
「来店時にお客様がドアを開けたら、お客様の目を見て、他のホールスタッフに聞こえるくらいの声の大きさで『いらっしゃいませ』という」ところまで行動を分解しなければ、本当に使えるマニュアルにはならない。

さらにそれが、「第三者から観察することができる行動か」「第三者から見て測定できる行動か」「三人以上が見ても同じ行動だとわかる行動か」ということが大切であるともいいます。