夢はカラーで想像する
2025年2月3日
この船はどこに向かっているのか、はっきりしない。そのうち食糧や水が底をつき始める。
不安な気持ちがどんどん強くなり、元気も失われる。
ここで船長が、「あと5日後にハワイに到着する」と宣言すれば、おそらく船内の雰囲気は一変する。
船員の意識はハワイに上陸した後の楽しいことに向かい始める。
そこに着けば、食糧も水も補給できる。
目標に向かって一致協力して船を動かそうという機運が生まれる。
ここで本当に考えなければいけないことは、水や食糧がないことではなく、この船の目的地が見えないことなのではないだろうか。
このような手法を、仏教用語で「方便」と言います。
方便とは、よく「嘘も方便」という使い方をしますが、本来は、目的達成のために利用する便宜の手段という意味合いがあります。
私は職員に政策を語るときは、全身全霊で語ります。
併せて、「できる」「できない」の議論はするな、「やる」「やらない」だけの議論をするようにと話しております。
しかし、職員にすると町長は夢を語っているようだという意見もあるようですが、それでも最後まで語り続けます。
そして、聞く職員が政策実現後の姿をカラーで創造できるような話し方を心がけております。